Archive for the ‘書評’ Category
根本 英則 (著)日本コマーシャルフォト Photoshopレタッチ&合成プロ技コレクション
2012年8月3日 金曜日
Photoshopでのレタッチ技術に特化した方法を紹介している書籍である。
文中では随所に曖昧で微妙な表現がなされており、結構想像力を働かせながら試行錯誤せねばならぬ部分もあるけれど、一通り読み進めつつ、実際にPhotoshopで処理を施してみると、なか...続きを読む
ヘミングウェイ (著)福田 恒存(翻訳):老人と海
電車の中で読む為に購入。よくよく思えばこの手の名作って、あまり手を付けていなかったので新鮮だった。
老人がたった独りでカジキマグロを釣りに出て、死闘の末に釣り上げて~って感じなんだけど…
「何日もカジキマグロと死闘を繰り広げ続けるって、あんまり釣り...続きを読む
マルキ・ド・サド(著)澁澤龍彦(訳):新ジュスティーヌ
マルキ・ド・サドは名前の通り、SM行為における“S”の語源となっている人物。本作にはサド行為は勿論、スカトロ・肛門性交・近親相姦・夫婦交換(スワッピング)、ホモ・レズ行為等々、兎に角考えつく限りの淫蕩が描かれている。
身も心も美徳に捧げて生きていたいジュ...続きを読む
シャルル・ペロー(著)澁澤龍彦(訳):長靴をはいた猫
長靴を履いた猫・赤頭巾・親指太郎などを含む短編集です。
日本ではシャルル・ペローの童話よりもグリム童話の方が有名かもしれませんが、あちらが概ねハッピー・エンドで子供向け(まぁ、本当は怖い~等の様に、あちらにも裏はあるのですけれど)なのに対し、シャルル・ペ...続きを読む
澁澤龍彦(著):高丘親王航海記 (文春文庫)
澁澤龍彦が咽頭ガンと闘いながら書いた遺作。
自らの投影である高丘親王が、お供を連れて天竺を目指す。夢とも現実ともつかぬ世界を、境界線無しで自在に行き来しながら、天竺を夢見て旅をする。
旅の途中に出会うジュゴンや象、ラフレシア等々、初めて視るモノ全てに興...続きを読む
ダグラス・サザランド(著):英国紳士 (英語オデッセイ別冊シリーズ)
2012年8月2日 木曜日
スコットランドの古城に住む、本物の英国紳士が書いた本だそうです。
紳士やダンディズム等に関する本は世の中に数多く出ているが、本物の紳士が書いたというところがポイント。
全編にわたって紳士のとるべき行動や生活の様子が、ユーモラスで軽快なタッチで書かれ...続きを読む
梅田春夫(著):紳士のライセンス―国際人のための一級品事典
2012年8月1日 水曜日
このサイト名の由来とさせて頂いた書籍「紳士のライセンス」です。
紳士の作法や、揃えるべき小道具、衣服の着こなし、紳士として理想のスーツをオーダーする方法等が記載されております。
「むむ!?これはただの自慢じゃないのか!?」
と、時々思ってしまうこ...続きを読む