フランシス・フォード・コッポラの『ドラキュラ』映画レビュー

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ブラム・ストーカー原作のゴシックホラー『ドラキュラ』が、コッポラ監督で映画化。
しかも、豪華キャスト(ゲイリー・オールドマン、キアヌ・リーヴス、ウィノナ・ライダー、アンソニー・ホプキンス)。絶対に観なくては!!

↑※映画化された当初の私のリアクション。

フランシス・フォード・コッポラの『ドラキュラ』

大好きなゲイリー・オールドマンがドラキュラを演じているということで、とても楽しみに観た記憶がある。ゴシックテイスト満開のセットや衣装は、良くも悪くもゲイリー・オールドマンを誰だか分からなくし、”愛”をテーマにしたフランシス・フォード・コッポラは、ドラキュラをつまらなくし、キアヌ・リーブスは全く存在感がなく、空気のようだった…。そしてそれは、アンソニー・ホプキンス演じるヴァン・ヘルシングが満を持して登場したが、タイミング的にどうにも遅すぎて、ついに睡魔に打ち勝つことはできなかった…

何度観ても毎回がこんな印象です(スミマセン)。なんで好きな役者がたくさん出ていて、しかも大好きなゴシックテイストで毎回こんな感想なのか(笑)。必ず同じ所で眠くなるし。この映画は果たしてコッポラが監督する意味があったのか?という疑問符がいつも付き纏う。若いキアヌはとっても美しいのですが、ちょっとスリーピー・ホロウの頃のジョニー・デップと被ってしまう。そしてその美しい外見のキアヌが全く存在感のないお兄ちゃんで、まるで空気のよう(二度目)だった。

極め付きは、ウィノナ・ライダー演じるミナ嬢(ドラキュラの元妻の生まれ変わりらしい)の「風よ吹け、吹き荒れろ~!」というセリフの棒読み感(吹き替え版)。毎度おなじみの失笑どころです。可愛いけどさ。

あと、どうでもいいけどモニカ・ベルッチもいつも通りのエロい感じで出てるよ!

Amazon.co.jpより内容紹介
永遠の神話“ドラキュラ伝説”巨匠フランシス・F・コッポラ監督がかつてないスケールで描く壮大なゴシック・ロマン。

【ストーリー】
400年の時を彷徨い、永遠の愛を求め続ける哀しき男。
最愛の女性を失い、神への復讐を誓ったドラキュラ伯爵と、自殺した伯爵夫人と生き写しのミナとの出会い。
そして、ドラキュラ・ハンター、ヘルシング教授の登場!
婚約者ジョナサンがいるにもかかわらず、愛し合ってしまったミナと伯爵の愛の行方は…?

巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、ブラム・ストーカーの原作を、見事な映像技術を駆使して再現し、
ドラキュラを深い愛の中に生きた男として甦らせた。