『ステイク・ランド 戦いの旅路(原題:STAKE LAND)』映画レビュー

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地味だけどよく出来たゾンビ風味のヴァンパイア映画。ストーリーと少年の成長がメインで、グロいシーンがないので安心して鑑賞できました。

『ステイク・ランド 戦いの旅路(原題:STAKE LAND)』タイトル画像

低予算ながらもストーリーや演技の良さでなかなか良く出来ていると思わせる出来でした。全体的には色々な映画のオマージュを感じ、ありきたりなストーリーではあるのですが、物語の進行に合わせて仲間が増えたり、少年が精神的に成長して行ったりと、なんだかロードムービーを観ている錯覚に陥りました。

敵のヴァンパイアは、吸血鬼というよりもゾンビっぽい外観なのですが、すばしっこくてアクティブ&パワフル…だけど、あんまり強くない!(笑)。グロいシーンは殆ど無く、対ヴァンパイア戦を期待していると肩透かしを食らいそう。
ザ・ウォーカー』の雰囲気を楽しめた方は意外とイケるかも(あっちはデンゼル・ワシントンにゲイリー・オールドマンという豪華キャストだったが…。)?

内容(「Oricon」データベースより)
ホラー映画の聖地・トロント映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞!ヴァンパイアが蔓延る世界。アメリカ合衆国の秩序は崩壊し、大都市はすべて壊滅。大統領も職務を放棄して逃亡し、生存者が生活できる場所はごくわずかだった。そんなある日、家族と暮らしていた少年マーティンの家もヴァンパイアに襲われ、かろうじてマーティンだけが、ミスターと呼ばれるヴァンパイア・ハンターに助けられる…。