『湖のほとりで』映画レビュー

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とっても静かで大人しい作品なので評価が分かれそう。それぞれの登場人物が丁寧に描かれているサスペンス映画。

本作は、ノルウェーの作家カリン・フォッスムによる小説を原作として2007年に公開されたイタリア映画です。北イタリアにある小さな村の湖のほとりで、村の少女”アンナ”の死体が発見された。刑事サンツィオは捜査の為に村人を対象に調査をすすめるが、村人たちそれぞれが様々な問題を抱えていることが浮き彫りになってゆきます。

全体的には謎解きがメインではなくて、人間関係やそれぞれの登場人物に焦点を当てたヒューマンドラマのような印象を受けました。
ハッキリ云って結構退屈してしまいました。加えて劇中で流れるテクノっぽい音楽が、作品の雰囲気を大きくぶち壊していて気になりました。本国では沢山の賞に輝いたそうですが、これは個人的に全く好みじゃなかったな…残念。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
カリン・フォッスム原作の人気小説を映画化し、ヴェネチア国際映画祭批評家週間2部門を受賞したミステリードラマ。舞台は北イタリア。湖のほとりで美少女の死体が発見されたのをきっかけに小さな村の住民たちの人間関係が浮き彫りになっていく。