魔法・魔術 (Truth In Fantasy)山北 篤(著)

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魔法・魔術 (Truth In Fantasy)山北 篤(著)の表紙

某古書チェーン店の105円コーナーにて発見し、なんとなく気になって購入してみました。

澁澤龍彦的な内容を期待した次第でありますが、表紙が大分ポップですね(笑)。中身は内容が薄いとまでは言いませんが、ライトな内容です。
恐らくはゲームやアニメなどの創作活動における設定資料として使ったりするのに適したものかと思いますが、だとしたら入り口やまとめ的な意味においては十分に効果を発揮すると思われます。
研究の結果として期待すると物足りないかと思いますが、それは読む側が最初に表紙から察するべきでしょうね(笑)。

魔法や魔術に関した内容が紹介されており、ざっと項目を挙げると、
魔女/ドルイド/ルーン/カバラ/錬金術/占星術/心霊主義/呪術/ヴードゥー/ヨーガ/方術/中国の魔法/修験道/密教/陰陽道
等、世界各地の魔法や魔術的なものが、ひととおり網羅されているようです。
挿絵のタッチに少々バラつきがあって違和感を感じるものの、様々なデータが表になっていて、内容的にはたいへん理解がし易く好印象です。

個人的には、錬金術と修験道そして陰陽道の内容が、特に興味深いものでした。
それから巻末を見てびっくりしたのですが、本書は”Truth In Fantasy”と云うシリーズの50作目にあたるようです。ウムム、なんだか他のものも読んでみたい気がしてきた…。

内容(「BOOK」データベースより)
世界に多数ある魔法・魔術の体系。その中からファンタジーファンやTVゲームユーザー、占いなどに興味をもつ方々にとって馴染み深い15の魔法を選び、やさしく紹介する魔法・魔術の総合ガイドブックです。図版も多数掲載し、入門書としても最適の一冊。