『コンタクト』映画レビュー

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壮大なテーマは、2時間以上かかっちゃうの…。ジョディー・フォスター主演のSFファンタジー作品。

Amazon.co.jpより
電波天文学者のエリーは、恒星ヴェガ付近から地球に向けて発せられた電波信号をキャッチした。これは、地球外に生命体がいる証拠である。電波を解読してみると、宇宙間移動装置の設計図だった。知的生命体との接触はなるか…。
世界的に有名な宇宙科学者カール・セーガンの原作による、地球外の知的生命体との接触(コンタクト)を描く、壮大なSFファンタジーである。ジョディ・フォスターが、子供のころから宇宙に憧れていた科学者エリーを演じる。
監督は、『フォレスト・ガンプ』などのロバート・ゼメキス。ゼメキスは原作者セーガンと協力して映画化を進めていたが、セーガンは映画の完成を待たずに96年12月、62歳で亡くなった。(アルジオン北村)

さてさて名作と言われる本作ですが、まずは名作かどうかに関しては、特に文句ないですね。
だけど折角メインのテーマがあるのに、伝えたいことがありすぎるのかちょいちょいブレちゃっている気がするような…集中したいのに集中できない箇所が幾つかありました。然しながら、単なるSFの枠組みを軽く超越していて素晴らしい。

主演のジョディ・フォスターだけでなく、脇役の演技も光っていました。

2時間半という長丁場なのですが、もうちょっとスリムにしてくれたらもっとしっかり見られたのになぁと感じてしまいましたが、単純な娯楽映画(アクションとか?)も良いけど、時にはこういうテーマの映画も見なくちゃなぁと思わせられました。

原作者がこの映画の完成をとても楽しみにしていたそうですが、完成を待たずして亡くなられたそうで、編集の際にはそういった思いも込められているのかもしれませんね。
どうでもいいけど、後半にまたまた恒例の間違った日本の描写が出てきて、そればっかりはよくわからんですはい。

SFでありながら、宇宙船だ宇宙人だ機械がどうのこうの~って以外の大きなテーマが込められた作品(ガタカとか)は、個人的に大好物です。