『フラッシュバック(原題:Flashbacks of a Fool)』映画レビュー

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ダニエル・クレイグ、最初と最後しか出てないや~ん!と思いつつも楽しめちゃった作品。サスペンスに分類されて入るが、青春映画と云えそうな作品だと思う。

ダニエル・クレイグ好き必見映画『フラッシュバック』

はい、007のスカイフォール(SKYFALL)のDVDが発売間近&レンタル解禁間近ということで、ダニエル・クレイグ熱が沸々と沸き上がって鑑賞しました。
ハリウッドスターだけど自堕落な日々を送っている主人公ジョー・スコット(ダニエル・クレイグ)が、友人が亡くなったことを告げられ、シーンは青年期の回想へ…。
そしてそれからというもの、待てど暮らせど最後の方までダニエル・クレイグが出てこない!しかもこれ、内容的にはサスペンスじゃなくて青春映画じゃん!!!って感じで面食らいましたが、意外にもこの回想中の青春映画めいた部分が凄くいい雰囲気なんです。青春期のジョー・スコットを演じるのは、なんとなく嵐の大野君みたいな雰囲気をもつハリー・イーデンという俳優さんです。25年前のジョーが恋焦がれるルースという女の子を、フェリシティ・ジョーンズが演じていますが、魅力的(現在のルースを演じているのは、クレア・フォーラニ!)。

デヴィッド・ボウイとかロキシー・ミュージックとか、その頃のファッションや時代背景は、今40代の方々には懐かしく映るのではないでしょうか。私は現在30代の半ばですので、ちょっと同調しきれない部分はありましたが、なんだか羨ましかったです。

ダニエル・クレイグの出番が少なくて、最初は「騙された!」と思っちゃいましたが、ダニエル・クレイグ自身が製作総指揮をとっているらしく、それを知ってからは「さすがダニエル!控えめでイイね!」などと手のひらを返してしまいました。(※ただし、トレイラーはサスペンス色を押し出した編集で騙す気満々でしたけど…。)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『007/慰めの報酬』のダニエル・クレイグ主演によるサスペンス。酒と女とドラッグにまみれ、堕落した生活を送っているハリウッドスターのジョー・スコット。ある朝、かつての親友・ブーツの訃報を聞いた彼は、封印していた過去の事件を思い出す。