『ジャケット(原題:The Jacket)』映画レビュー

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チョイ役まで豪華なキャスト!なんとも切ない物語。面白さはそこそこかな…。

エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイ、ダニエル・クレイグ出演『ジャケット(原題:The Jacket)』イメージ

【ストーリー】
湾岸戦争での負傷により記憶に障害を負ったジャックは、旅の途中で警官殺害の容疑を掛けられ、精神病院に送られてしまう。そこで拘束衣(ジャケット)を着せられて治療を受ける。目覚めると、彼は別の場所に立っていた。なんと15年後の2007年にタイムスリップしていたのだ!タイムスリップした先で知ったのは、4日後に訪れる自分の死だった…。

制作はジョージ・クルーニー。主演はエイドリアン・ブロディ。ヒロインはキーラ・ナイトレイ(脱ぎます!脱ぎます!)と、これだけでも豪華なんだけど、ダニエル・クレイグが出ていたりブラッド・レンフロまでもが出ているので、”役者的には”個人的な満足度は高い作品。

タイムトラベルSFっぽい設定などはどことな~くバタフライ・エフェクトとかあのへんに近いと思いますが、ちょっとツメが甘いというか物足りなく感じてしまう部分がありました。

因みに音楽担当はあのブライアン・イーノ。…全然気が付かなかったけどね!!

Amazonレビュー
『ジャケット』を見ると、崩壊した現実の世界をさまようような気分になるだろう。プロデューサーの一人スティーブン・ソダーバーグは、監督のジョン・メイバリー(「重い」スタイルが得意)よりもこうした幻想世界を描くのがうまく、湾岸戦争の兵士ジャック・スタークス(エイドリアン・ブロディ)が頭を負傷し、記憶喪失となって時間をさまようこの映画の世界に引き込まされる。ある日ジャックは警官殺しの罪で逮捕され、施設に収容後、拘束衣を着せられて隔離される(担当するのはクリス・クリストファーソン演じる医師)。その後ジャックは未来へ行き、不思議なウエートレス(キーラ・ナイトレイ)と出会う。過去が見え始めるが、この謎を解かなければ4日以内にジャックは死ぬ運命にあることが分かる。『ジャケット』は、記憶の扱い方としては『メメント』に及ばないが、ブロディはこの常軌を逸した事態を厳粛に描き、その苦悩の様子からは目が離せない。ジェニファー・ジェイソン・リー、ブラッド・レンフロー、ケリー・リンチらが脇を固めて好演している。