『スターシップ・トゥルーパーズ』映画レビュー

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ポール・バーホーベン監督の傑作SF映画!グロいシーンてんこ盛りで好みは分かれそうだけど、思わず「イエッサー!」と言いたくなっちゃうノリノリな作品。

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時は未来。人類は巨大昆虫型異生物“バグス”との宇宙戦を繰り広げていた。そんな中、ハイスクールを卒業したジョニー(キャスパー・ヴァン・ディーン)は、憧れの女の子にいいところを見せようと地球連邦軍に入隊。苛酷な訓練を受け、やがて戦場へと赴いていくが…。
映画化不可能とまで言われたロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』を『ロボコップ』『氷の微笑』などのポール・ヴァーホーヴェン監督が映画化。ただし原作では人間はモビルスーツに乗ってバグスと戦うのだが、ここではあくまでも旧態依然とした白兵戦をわざと展開させ、戦いそのものの愚鈍さと残酷さを悪趣味なまでに描き上げ、また主人公たちの青春ドラマもどこか軽薄に描くなど、徹底してアイロニーを際立たせているのが特色。フィル・ティペットによるバグスの特撮が素晴らしい。(的田也寸志)

ロバート・A・ハインラインの名作SF小説『宇宙の戦士』を映画化した作品。昆虫型の宇宙人と地球連邦の宇宙戦争が勃発!「彼女と一緒にいたいから」と軟弱な理由で軍隊に入隊したリコが、次第に成長してゆく様を通して、グロいシーンと分かりやすい軍国主義的な描写が物凄いテンションで押し寄せます(笑)。完全お馬鹿映画か!?と思って見始めましたが、これがなかなか面白い。ノリノリ過ぎて面白い。

まーだけど、地球連邦の弱いのなんの。銃はヘッポコだし、戦艦は脆いし、敵が硬すぎる!
そんなわけで最初の方は、昆虫エイリアンの予想を上回る強さに全くと言って歯が立たない地球連邦ですが、くじけない気持ちと頭脳を使って次第に敵を攻略していきます。
リコや隊員の成長や、出会いと別れ。そんな映画を盛り上げる要素が沢山あって、かなり楽しめる作品でした。
この映画があたって、続編の『スターシップ・トゥルーパーズ2』『スターシップ・トゥルーパーズ3』に『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』が制作されましたが、だいぶスケールが違うようでいまいち食指が動きません。でも、そのうち観てみようかな…