『ダージリン急行(原題:The Darjeeling Limited)』映画レビュー

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なんとな~くなインドの雰囲気を味わいつつ、マッタリ癒し系の雰囲気を楽しめる人には、きっといい映画?

『ダージリン急行(原題:The Darjeeling Limited)』映画レビュー

【ストーリー】
父の死をきっかけに絶縁状態にあった三兄弟が、インド北西部を走るダージリン急行に集結し、旅を通して再び結束を取り戻していく。

一応この映画、笑いが散りばめられているという触れ込みだったんですが、そういう意味では正直あんまり楽しくなかったぞ(苦笑)。
フランシス(長男)を演じたのはオーウェン・ウィルソン。ピーター(次男)をエイドリアン・ブロディ。ジャック(三男)はジェイソン・シュワルツマンと、しっかりとしたキャリアのある三人が揃っていたので、マッタリ展開にちょこっと退屈しつつもなんとか最後まで鑑賞出来ました。

だけどこれ、別にインドが舞台である必要はないな。なんか綺麗な部分しか映してないし、(映画とはいえ)インドの女性があんなに尻軽なはずがない。他にも細かいところは結構デタラメな部分があったので、だんだんボケーッとしながら観てしまった。

インドを舞台とした映画で比較してみると、純粋にストーリーや人間模様を楽しめる作品の『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の方が満足度が高いし、どっぷりとインドの熱気を浴び、美醜満遍なく身悶えできる『インド夜想曲』の方が、遥かにインドを堪能できると思う。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のウェス・アンダーソン監督が贈るロードムービー。父の死をきっかけに絶縁状態にあった3兄弟が、インド北西部を走るダージリン急行に集結。旅を通して再び結束を取り戻していく。