『トロピック・サンダー/史上最低の作戦(原題:Tropic Thunder)』映画レビュー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ベン・スティラーにロバート・ダウニーJr、そしてトム・クルーズなど豪華キャスト!アクションシーンもかなり上出来!だけどアレなのはギャグがつまらないから!?

トム・クルーズ、ロバート・ダウニーJr、ベン・スティラー出演の『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』映画レビュー

【ストーリー】
ベトナム戦争経験者の回顧録を映画化することに決定したのだが、撮影5日目にして予算オーバーとなり撮影中止の大ピンチ!映画を成功させるために、監督は俳優たちをジャングルの奥地へと連れ出した…。

冒頭の戦闘シーンからしてもうアホくささ全開で、まさに”史上最低”。内蔵が飛び出し、腕が吹っ飛ぶ。ずっとこの火薬満載の冒頭の戦闘シーン(正確には戦闘シーンの撮影シーン)のテンションだったらかなり面白かったんだけど、戦闘シーン以外はちょいちょいだれていると言うかギャグがしつこくて飽きる。ま、コメディ映画なので結局はギャグに波長が合うかどうかですね。

『メリーに首ったけ』の主演でお馴染みのベン・スティラーはしっかりとした演技で見ていて安心ですが、特に良かったのはロバート・ダウニーJr。なんと今回は、黒人になりきるために皮膚を黒くする手術を受けちゃった役者バカを演じています。そして極めつけはトム・クルーズ。彼がどんな役だったのかは見てのお楽しみということで。

映画の舞台裏を面白おかしく描いているだけでなく、作中に色々な名作を皮肉ったりおちょくるような要素があるのも、映画ファンとしては楽しめるところ。

内容(「Oricon」データベースより)
1969年、ベトナム戦争最前線で英雄的な活躍をした男ジョン・“フォーリーフ”・テイバックが書いた回顧録の映画化が決定し、大物俳優達が役者人生をかけて参加することになった。しかし、撮影5日目にして早くも予算オーバーとなり撮影中止の危機となる。どうしても映画を成功させたい監督は俳優達をジャングルの奥地へと連れ出す。