『いつか晴れた日に』映画レビュー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

正直エマ・トンプソンの役柄は、年齢的にだいぶキツイんじゃないかと思ってしまったよ…。

英国の雰囲気を満喫するにはこれ!『いつか晴れた日に』タイトル画面。

エマ・トンプソンの主演・脚本による本作『いつか晴れた日に』は、アメリカ・イギリス合同で制作された1995年公開作品です。
19世紀のイギリスで、父を亡くして住んでいた屋敷を追われる羽目になったダッシュウッド姉妹の困難や恋模様を描いている。

英国スターを多く揃えた出演陣も豪華で、若々しさが光るケイト・ウィンスレットや、華やかで優しげなヒュー・グラント、確かな演技が魅力のアラン・リックマン。そしてどう見てもケイト・ウィンスレットと姉妹には見えない(個人的にはすっこんでろ!と思っちゃった)エマ・トンプソン。
う~ん、エマ・トンプソンは今回に限っては脚本だけに徹して欲しかったなぁ。

本作の魅力の一つとして挙げられるのはまず、英国の美しい風景。まるでフェルメールの絵画のような素晴らしさが広がっている。美しい色とりどりの花々や、鮮やかな緑色に心奪われるのは、英国人と日本人に共通点している点かも。

さて、肝心のストーリーはどうかなぁ。男には退屈かも。エマ・トンプソンはあの役どころを演じるにはちょっと歳を取り過ぎ(そればっかり!)な気がしたし、要所々々にあるオーバーな演技は過剰演出と感じてしまいました。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ジェーン・オースティンの小説を『ラスト、コーション』のアン・リー監督が映画化したラブストーリー。19世紀のイギリスを舞台に、美しい3姉妹がさまざまな困難に直面しながらも、恋愛を通して成長していく姿を描く。