『シャーロック・ホームズの冒険4巻 第八話:ぶなの木屋敷の怪』

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珍しく、若くて美しい女性が出ている(驚)!赴任先のお屋敷で色々と不可解な条件を出される女性家庭教師のハンター嬢が奮闘!ホームズとワトスンも大活躍!

内容(「Oricon」データベースより)
イギリスの人気サスペンス・ドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」のDVDシリーズ。「青い紅玉」「ぶなの木屋敷の怪」の全2話収録。
レビュー
製作: マイケル・コックス 製作補佐: スチュアート・ドウティ 原作: コナン・ドイル 音楽: パトリック・ゴワーズ 出演: ジェレミー・ブレット/デヴィッド・バーク 声の出演: 露口茂/長門裕之
— 内容(「CDジャーナル」データベースより)

冒頭で、ホームズとワトスンのちょっとした言い争いがあります。怒って苛立つ様子は、まさにデビッド・バークのワトスンならではかもしれません。

コナン・ドイルの原作小説にほぼ忠実なのですが、物語の舞台となるお屋敷に生えているという”ぶなの木”は、物語に登場しません。
おそらくそういう景観の屋敷が見つからなかったのかもしれませんが、物語上は「枯れてしまった」事になっており、このお屋敷の不気味な雰囲気を醸し出すことに成功しております。

今回活躍する女性家庭教師”バイオレット・ハンター嬢”は、この『シャーロック・ホームズの冒険』シリーズにおいては珍しく、結構な美人さんであります。このハンター嬢を演じたのはナターシャ・リチャードソンという女優さんで、45歳の若さでこの世を去っておりますが、多くの映画に出演されています。

さて、このハンター嬢が破格の賃金で家庭教師をすることになるのですが、条件の一つとして「髪の毛を短くすること」という命令を受け、悩んだ末にホームズの元へと相談に訪れます。嬢曰く、「自慢の髪の毛だから悩んでいる」とのことですが、正直あんまり綺麗な髪の毛には見えないんだよなぁ…。

物語としては大満足の部類に入りますね。謎めいた怪しいお屋敷で、美しい女性が奮闘するというのも観ていてハラハラしますし、後半はホームズとワトスンがきちんと活躍するので飽きることなく鑑賞出来ます。
それにしても、ハンター嬢が無理やり身につけさせられる青いドレスが無茶苦茶似合っていて、本当に目の醒めるような思いをしました。う~ん、美しい!(でも、髪の毛以外ね!)

そしてラストには、冒頭のカットにあったホームズとワトスンの言い争いにもオチがつきまして、とっても気持ちの良いエンディングとなりました。