菊名駅の西口には、いつも半分以上の店のシャッターが閉まっている、かなり寂しい商店街(昔は賑やかだったそうですが)があります。その商店街に、北新横浜にあるラーメン屋さん【麺処 丹行味素】が夜の部の営業として先月オープンしました(※北新横浜の店舗はお昼の営業のみとなるようです)。
タンメンと味噌ラーメンが美味しいとのことで、豪華でガッツリな唐揚げのトッピングが話題らしかったのですが、初訪問でしたのでシンプルに『焦がし味噌麺』という味噌ラーメン(750円)と白ご飯(100円)を注文しました。強面?と優しさ?が同居するような、いい意味でシブくて迫力のある店主さんがラーメンを作ってくれましたが、見た目とは裏腹(失礼な意味ではありません)に、とっても丁寧な作業をしていて感心。ワクワクしつつ出来上がりを待ちました。
程なくラーメンが完成。ボールのような形をした焦がし味噌が、もやしのてっぺんにドカン!と乗っていました。どうやらこれを、好みに応じて溶かして食べるようでしたので、ちょっとずつスープに溶かして味を確かめてみました。
…おお、味の変化が楽しいぞ!
見た目はラーメン二郎の様に見えなくもないガッツリ具合ですが、ひとくち食べてびっくり。とっても繊細でバランスの良い味で、見た目のボリュームから想像してしまうような下品な感じはしませんでした。そして麺は太くてコシがあり、モチモチ感もかなりしっかりとしたものでした。大量の化学調味料や油に慣れていると、最初はやや物足りない気がしてしまうかもしれませんが、食べ進めて行くごとにどんどん美味しく感じてきて、久しぶりにラーメンを味わって食べました。
今度は是非、タンメンも食べてみたいと思います。