『交渉人(原題:The Negotiator)』映画レビュー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

サミュエル・L・ジャクソンがちょっと”頭脳派で交渉のプロ”には見えない気がするんだけど、手に汗握る素晴らしい作品。

Amazon.co.jp 内容紹介
交渉人。それは犯人説得のプロ。
シカゴ警察No.1の人質交渉人ローマンは、ある日、何者かの罠にはめられ殺人と横領の罪に問われる。破滅を予感した彼は、警察ビルに人質をとり立てこもる。そして、もう一人のトップ交渉人クリス・セイビアンを交渉人に指名。セイビアンとローマンの極限の駆け引きが始まる。IQ180の駆け引きを演じるのはサミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシー。実力ある個性派の競演でスリリングな頭脳戦が繰り広げられるサスペンス巨編。

『交渉人(原題:The Negotiator)』は、久々に大満足して観ることができた映画です。これまでのサスペンスアクション映画・サスペンス映画とは一味違う設定であったことと、サミュエル・L・ジャクソン&ケビン・スペイシーの両交渉人による素晴らしい演技も相まって、気を削がれること無くスリリングな展開を思う存分に楽しめました。

交渉人同士の「頭脳戦」がウリとのことでしたが、もうちょっとその辺りをじっくりと観てみたかった気もしますが、そればっかりだったとしたら映画としては楽しめなかったかもしれないので個人的にはOK。アクション要素もありますが、必要以上などということはなく程よい感じに思えました。
しかし、いくら無実だからといってあそこまで大掛かりな籠城をしてしまったらただじゃ済まないだろうなぁと、観終わった後に余計なことを邪推しちゃいました。鑑賞中に何度かじっとりと汗をかいてしまった映画として、記憶に深く残る一作となりました。