『依頼人~ザ・クライアント~』映画レビュー

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楽しんで最期まで見ました。パッケージでの扱いとは裏腹に、トミー・リー・ジョーンズがあんまり出てこないよ…。

内容(「Oricon」データベースより)
マフィアの秘密を知ってしまった少年と、彼に雇われた女性弁護士の絆を描いた、ジョン・グリシャム原作のベストセラー小説を映画化したサスペンス。
レビュー
『ザ・ファーム』などで知られるジョン・グリシャムのベストセラー小説を映画化した、傑作サスペンス。監督は『バットマン フォーエヴァー』のジョエル・シュマッカー。

法廷サスペンス物。惜しくも2008年に急逝してしまったブラッド・レンフロが子役としてデビューし、少年マーク役として名演技を披露した作品。ストーリーや展開は大変でわかり易く、都合が良すぎる部分が随所にあるものの、かなりワクワクとさせられて見入ってしまう作品でした。自身の過去と葛藤しつつも依頼人のために奮闘する女弁護士レジー・ラブを演じるスーザン・サランドンの見事な演技や、トミー・リー・ジョーンズ演じる連邦検察官のロイ・ファルトリッグは、野心家で出世欲が強いが人情も持ち合わせた魅力的なキャラクターというところも良かった。

はじめは依頼人と弁護人だったマークとレジーの間に、次第に信頼関係が生まれて擬似親子の様になっていく辺りが、ありがちといえばありがちだけど良かったポイント。