『イギリスから来た男(原題:The Limey)』映画レビュー

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男臭くて渋い…ダンディズムの香り漂うジェントルマン”テレンス・スタンプ”が、イギリスからやって来る!!!

テレンス・スタンプ主演『イギリスから来た男(原題:The Limey)』の一コマ

タイトルに惹かれて購入し、鑑賞してみました(笑)。
のっけから渋いテレンス・スタンプが黙々と、娘の死の真相を聞き出すために奮闘します。スティーヴン・ソダーバーグ監督ならではのフラッシュバック・フラッシュフォワードが紛れ込み、目が離せません。が、ハードボイルドであるがゆえに恐ろしく淡々と進んでいくシンプルな展開なので、好き嫌いが分かれそうな作品ですね。

スタイリッシュでクールで、そしてドライな作品です。
個人的には黙々と真相に迫るテレンス・スタンプ演じるイギリス人のおじさん(ウィルソン)が、時々アウトレイジのビートたけし(北野武)に見えなくもなかったりして。テレンス・スタンプ曰く、「自信でも満足できた作品」なんだそうですよ。
因みに原題の『The Limey』は「英国人に対する敬称」らしいです。「イギリス野郎」程度の意味らしいのですが、大航海時代辺りの船旅で、イギリス人の船乗りが壊血病予防によくライムを齧っていたからだとか。

Goo映画より
解説 – イギリスからきた男
事故死した娘の死の真相を追って、LAを訪れた初老の英国人犯罪者が犯罪組織相手に大暴れする異色サスペンス。監督は「エリン・ブロコビッチ」のスティーヴン・ソダーバーグ。脚本は「ダーク・シティ」のレン・ドッブス。撮影は「エリン・ブロコビッチ」のエド・ラックマン。音楽はクリフ・マルチネス。音楽監修はアマンダ・シーア=デム。出演は「スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」のテレンス・スタンプ、「グレイス・オブ・マイ・ハート」のピーター・フォンダ、「バニシング・ポイント」のバリー・ニューマンほか。