『ザ・エージェント』映画レビュー

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この頃のトム・クルーズはイイね。

Amazon.co.jp 内容紹介
【ストーリー】スポーツ選手の契約を一手に仕切るやり手のスポーツ・エージェント、ジェリー・マクガイアは、利益ばかりを追求するやり方に疑問を感じ提案書を提出。
それがもとで会社をクビに。
独立したジェリーに現実は甘くなく、ついてきたのは落ち目のアメフト選手ロッドと会計係のドロシーだけだった。
トム・クルーズが人生の挫折を乗り越える人間味ある役柄に初挑戦。
仕事に流されていく現代、良心に従って行動することの難しさと尊さ、そして愛する人と支え合うことの大切さを謳い上げる爽やかなヒューマン・ドラマ。

「ザ」じゃくて「ジ」じゃないの!?と思ったけどそれはまぁ良いでしょう。トム・クルーズがいつものモテモテ2枚目役ではなく、真面目で真っ直ぐなキャラクターを演じております。挫折を味わいながら、時に友情や恋愛に助けられて自分を取り戻す姿はなかなか感動モノでした。今では一般的になったスポーツエージェント(日本では代理人という呼ばれ方か)と云う職業ですが、大きなお金が動くので大変な職業ですね。

トム・クルーズだけでなく、キューバ・グッディング・ジュニアの演技がまたイイですね。アメリカンフットボールの黒人選手がイイ役割を演じる映画ってことで、以前に紹介した『エニイ・ギブン・サンデー』とイメージがかぶっちゃう部分もありますが…。ま、なんにしても真面目にやって報われる・付いてきてくれる人がいるってのはいい事です。世の中そうであって欲しい!という希望も込めつつ、暖かく鑑賞できた一作でした。