『バーバレラ』映画レビュー

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愛と性に自由奔放なバーバレラが活躍するB級SF映画。ジェーン・フォンダが脱ぐ!あと、ジェーン・フォンダが脱ぐぞ!?それからあれだ、ジェーン・フォンダが脱ぐぞ!

Amazon.co.jpより抜粋
フランスの劇画家ジャン=クロード・フォレストによる人気SF劇画を、耽美派ロジェ・バディム監督が映画化したエロティックSF活劇。宇宙破壊光線を完成させた悪党デュラン=デュランを追って、とある惑星にやってきたバーバレラ(ジェーン・フォンダ)の活躍を描いたもの。数々のキッチュな美術やセット、そして無重力ストリップや間接SEX拷問などなど、当時のサブカルチャーを反映させたポップでかっとんだセクシー・アイデアも満載。
またヒロイン、J・フォンダのエロティシズムがもっとも過激に発散されまくっているという意味でも、お楽しみは多数。

ニューロマンティック・バンド“DURAN DURAN(デュラン・デュラン)”のバンド名はこの映画の登場人物から拝借したそうだ。後にエレクトリック・バーバレラなんて曲も作っちゃうくらいだし、相当好きなのかも知れないな。

随所に散りばめられたしょーもないギャグや小ネタも含めて、映画としては間違いなくB級に属する雰囲気満載だが、豪華なセットの華やかとテンポの良いストーリー展開で飽きない。
そしてなんといってもジェーン・フォンダが美しい。冒頭で宇宙服を脱ぎ捨てて全裸になるシーンはある意味、一番の見所かもしれない。

因みに、登場人物の一人がなんとなくDURAN DURANのキーボーディスト“ニック・ローズ”にそっくり。そういえばあいつら、”エレクトリック・バーバレラ”って曲作ってたしなぁ…。

様々な問題・難題を愛と性の力のみで解決してしまうお気楽ムービーですが、たまにはこういうのもイイですね。
最近の映画の様にVFXやら最新のCG技術だとか、あの手の物を使ったSF映画に辟易している方にはお勧めの作品。やっぱり糸で吊ってこそSF!