『ボルサリーノ(原題:Borsalino)』映画レビュー

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アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドが共演した1970年のフランス映画。当時大人気を博していた二人の共演だが、フィルム・ノワールというには陽気すぎるかも…。

アラン・ドロン、ジャン=ポール・ベルモンド出演の『ボルサリーノ(原題:Borsalino)』映画レビュー

【ストーリー】
舞台はギャングとチャールストンが入り乱れる1930年代のマルセイユ。3カ月の刑を終えたシフレディ(アラン・ドロン)が出所して来た。
手始めに自分を密告した男のバーを襲って放火した後、自分の女であるローラ(カトリーヌ・ルーヴェル)に会いに行くが、その女のことでカペラ(ジャン=ポール・ベルモンド)と派手な殴り合いを始める。同時にダウンした二人の間に、奇妙な友情が成立した。
2人はギャングとしての野望を達成するために、街の大物ギャングを翻弄させるが…。

アラン・ドロンにジャン=ポール・ベルモンドの共演とあって期待して観始めてしまったが、冒頭の眠た~い殴り合いに少々辟易してしまいました。まるでドリフのコントの様なリアクション芸はある意味見ものかもしれません。

さて、予想に反して結構陽気な雰囲気なのは、果たしてわざとなのか演出ミスなのか。勝手に重厚な映画をイメージしていたので裏切られた感じでした。

それはさておき、やっぱりアラン・ドロンは格好良いな。スーツが似合う。

内容紹介
ジャン=ポール・ベルモンド&アラン・ドロン、フランス2大スター共演!!
映画史に残る伝説のギャング映画が野沢那智&山田康雄による日本語吹替え音声を初収録し、映画ファン待望の初Blu-ray&DVD化!!

1930年代のマルセイユ。青春の野心とロマンを生きた二人の男、シフレディ(アラン・ドロン)とカペラ(ジャン=ポール・ベルモンド)の物語。
「気狂いピエロ」のジャン=ポール・ベルモンドと「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンというフランスを代表する2大スターが初共演を果たし、封切時には空前の大ヒットとなった。
アラン・ドロンが製作も兼ね、監督は「太陽が知っている」のジャック・ドレー。
ユージェーヌ・サコマノの原作をジャン=クロード・カリエール、クロード・ソーテ、ジャック・ドレー、ジャン・コーが共同脚色。
撮影は「さらば友よ」のジャン=ジャック・タルベス、印象的な音楽はクロード・ボランがそれぞれ担当。
共演には「暗くなるまでこの恋を」のミシェル・ブーケ、「めざめ」のカトリーヌ・ルーヴェル「5時から7時までのクレオ」のコリンヌ・マルシャンらが映画に深みと華を加えた。